試着のときチェックするポイントは? ウキとシワに注意を
スーツのフィッティングは一見ジャストサイズのように見えても、細部に問題があるケースがしばしばある。その代表例が、上に挙げた3つのNG。
フェンディ服 コピー襟首が浮いている(右上)、うなじの下のシワ(左上)、脇の下のダブつき(左下)などは、スーツ姿の美観を損なうため要注意だ。
正しい袖丈は? シャツが1.5cmほど出る長さ
着丈やパンツ丈の適正値は時代によって変わるが、袖丈の基本は不変。シャツのカフスが1〜1.5cm程度覗くバランスが適正だ。ただし、これはシャツの袖丈が合っていることが前提。写真のように、カフスの先が手の甲に少しだけかかるくらいがちょうどいい。
適正な着丈は? お尻がほぼ隠れる程度
スリムフィット全盛時代とは適正なバランスが変わっていることに注意。かつてはお尻が半分程度隠れる長さを基本としていたが、クラシック回帰が浸透した現在はお尻がほぼすべて隠れるくらいが◎。ただし、ジャージーのスーツなどカジュアル感が強いものはこれよりやや短めがよい。
パンツの裾幅はどれくらいが主流? 現在は約19cm
現在販売されているスーツの裾幅を見ると、18.5〜19.5cm程度に設定されているものが多い。ただし、体型によって最適な数値は異なることも気に留めておきたい。
プリーツはあったほうがいい? スーツならプリーツ入りが吉
正統派のスーツに限っては、プリーツ入りのパンツを選ぶのが基本といえる。ちなみに1プリーツ・2プリーツは好みでOK。また、ジャージースーツなどはノープリーツもアリ。
ダブルブレストの4B/6Bの違いは? 4Bのほうが軽快感あり
ダブルスーツといえば6つボタンというのが長らく常識だったが、ここ数年は4つボタンのものも増えてきている。両者の違いは“軽快感”。重厚な6Bに対し、4Bはリラックスして軽やかに見える。ノータイでさらりと着こなすなら、4Bを選ぶのがおすすめだ。